■ 教育留学を決めたきっかけは何ですか?
離島留学に興味があり、全国各地の留学制度を調べましたが、期間が1年かつ4月〜3月末と年度に合わせた留学が大半だったため諦めざるを得ませんでした。五城目町の教育留学は期間設定の自由度が高く、住民票を移さなくても出来るということが決め手となり申込みさせていただきました。
■ 教育留学前に期待していた点、不安だった点はありますか?
冬季の留学ということもあり、雪のことは多少不安ではありましたが、子供たちにとっては楽しいだろうなと思っていました。
奈良県に住んでいますが、祖父母ともに近隣に住んでいるため帰省らしい帰省を経験したことがなく、田舎体験みたいなのをしてみたかったため、雪のある暮らし、地域の交流(みんなで鍋をつくる田舎らしい体験など)を期待して来ました。
■ 実際に来てから感じた、学校の様子、町の雰囲気など教えてください。
自分が仕事から離れて訪れていることもありますが、子供たちも習い事を離れてきたため、日常なかなか立ち止まることがない状態から、ゆっくりする時間がとれて、より子供のことが見えてきました。
町で出会う人たちも受け入れ方にフラット感があり、良い意味で特別扱いすることなく人と人を繋いでくれる雰囲気が醸成されていて、気持ち的にはすごく安心できるなと感じました。
学校や町の人々が子どもの気持ちに寄り添って見守ってくれるおかげで、2人とも「毎日楽しい!」と喜んでいました。
■ 滞在してみて、子供、自身、家族の変化などありますか?
当初、3週間の留学期間は長いかな…と思いましたが、序盤を過ぎれば意外とあっという間に時間が経過した気がします。
普段と違う環境に身を置くことで子供たちとの会話の時間を取ることができ、奈良に帰ってから「本当は行きたくなかった〜」とか言われたら辛かったと思うので、滞在中に色々な本音が聞けて良かったと思います。
そして、子どもたちが五城目に来てから毎日喜ぶ姿を見ることができたのも、出会った人々や町の温かさのおかげだと思います。
今回は滞在時間も長く、町の人や留学生のご家族との交流が予想以上にあり、親子で一生忘れられない思い出となっています。
■ 町の教育留学に望むもの、もっとこうだったら…という点はありますか?
タイミングよく教育留学できたことで、他の家族同士と繋がる機会がありましたが、教育留学者同士の交流イベントがあれば、不安や問題点などの情報交換ができてよかったと思います。そうすることで子供同士も仲良くなれるし、あっという間に関係性も構築できそうだなと感じました。
イベント化することで、五城目町の人とのつながりも出来るし、教育留学で訪れている他県の人とも繋がれるので良いと思います。
一緒にご飯を食べに出かけたり、温泉に行ったり、宿泊場所を合わせて泊まったりする機会があれば親の気分も上がるので楽しみも出来て良い気がします。