■ 教育留学を決めたきっかけは何ですか?
現在、五城目町に住んでいる丑田さんと、とある会合で知り合い、妻の旧姓も丑田ということもあって仲良くなりました。
自分たちの東京拠点と、丑田さんの東京拠点の場所が近かったので話す機会が多く、メディアでの発信も仕事にしているのですが、丑田さんとポッドキャストで五城目町を話題にしたこともあって、昨年11月にとある企業の視察も兼ねて五城目町に来る機会があり、五城目小学校も見学したことで興味を持ちました。
自分自身が世界中に出張が多い仕事ということもあり、あちこちに出かけていられたことが子供の義務教育が始まったことで定住せざるを得なくなった。それが大人の行動にブレーキをかけているとも感じていたが、長男の哲平の誕生日プレゼントが「教育留学いけますチケット」だったことから、子供のためではあるけども、大人のワガママで来た感じもあります。
■ 教育留学前に期待していた点、不安だった点はありますか?
不安は特にありませんでしたが、強いていえば寒さが不安でした。
子供達も特に心配する点もなく上手にやってくれるだろうと思っていたし、もしうまくいかなかったら、すぐに帰ればいいかなとも考えていました。
期待は、秋田には面白い文化やプロダクトがあるので、何かしらのご縁ができればいいなとも思っていました。
お酒が好きなので福禄寿酒造とも繋がれたし、盛のレバニラも食べられたし、森山ビレッジに一番乗りで何が起こるかなというワクワクの期待の方が大きかったです。特に森山ビレッジは、ご近所付き合いの起こりやすい長家というのもあって、その辺りも非常に楽しみにしていました。
丈:神奈川の学校よりも授業が進んでたら不安だったし、友達と上手に付き合えるかは不安だった。
■ 実際に来てから感じた、学校の様子、町の雰囲気など教えてください。
丈:学校のみんなは普段は明るく騒いでても、テスト中は静かにしてるんだなと思った。
哲:みんな伸び伸びしていて、学校が開放的で給食も多い!
家族も犬も雪があるとなぜかテンションが上がります。雪=死という可能性が遠からずあるからかもしれませんね。
■ 滞在してみて、子供、自身、家族の変化などありますか?
丈:テンション上がっていることもあるけども、早く起きないとスクールバスに遅れちゃうから早く起きるようになった。神奈川よりも起きるのを急かされなくなった。
哲:環境が違うとわかるのは、神奈川の自宅との比較をしてからわかると思う。
滞在している2日間は早く寝ています。特に朝早くに起きるというわけではないことから長く寝ているということになります。
それと、犬の足裏は意外と寒くないというのがわかりました笑。2日目なので、まだ旅行気分なので神奈川に帰ってから変化がわかるかもしれません。ビジネスは別として、生活の中でそんなに人付き合いが得意な方ではないので、みんなウェルカムしてくれるのは楽だなと思いました。
■ 町の教育留学に望むもの、もっとこうだったら…という点はありますか?
哲:いい学校だからもっと有名になってほしい。いつになっても留学生がいるといいな。
丈:5分休憩の行動範囲をもう少し広げて欲しい。
交換留学といった形で、授業をZoomで繋ぐのも面白いと思う。滞在については相当コストがかかっているが、数日よりも数週間、もう少し長く居られるプランがあってもいいかもしれません。労働力と交換に泊まるというのもありかも。
教育現場(小学校同士)の留学だと思うので、居た場所への還元が出来るともっと広がると思います。小学校の公教育が社会の進化に追いついていないと感じているのでそのあたりにも影響を与えていくと思っています。