佐藤友亮さんは、50年以上前から続く「佐藤木材容器」の3代目。創業時は桶や樽、農機具などをつくる木工所として（なんとお豆腐屋さんも！）スタートしたそうですが、先代から器を手掛けるようになったそう。時代の流れに即した変遷を受け継ぎ、佐藤さんは現在、木工職人としてお盆やコースター、お皿などの生活に即した木材の容器を手掛けています。用途に合わせてオーダーメイドできるのが持ち味で、全国展開するショッピングモールのお惣菜用トレーや、全国チェーンのパン屋さんのトレーとして活用されているという実績の持ち主。その確かな技術から、結婚式の引き出物の作成を依頼されたこともあるとか。

「自分自身楽しく生きたいし、だから、自分のつくったもので、みんなの生活の質が少しでも向上して、楽しく生活してもらえればいいなって」
そう語る佐藤さんは高校卒業後、一度秋田を離れて仙台へ。紆余曲折あってUターンした後、故郷の「寂れ」を実感されたそう。そうした背景もあり、現在は精力的にラインナップの拡大を図っています。これまでは大口の案件が主だそうですが、少しずつ個人向けのプロダクトも増やしていきたい、と話す佐藤さん。「ごじょうめ朝市plus+」にも折を見て出店しており、コースターやお皿など4,5種類を販売されているそうなので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。

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