■ 教育留学を決めたきっかけは何ですか?
今:私自身が中学〜高校と秋田で過ごしていたこともあり、なんとか秋田を訪れる機会がないかと考えていました。高校の同級生や友達に会いたかったという気持ちも勿論あります。
以前、自身の教育プログラムの一環で五城目町を訪れていた際、住民インタビューでは町を楽しんでいる大人が多く、子供たちも明るく利発的な雰囲気を感じて、私の子供たちにも五城目町を体験させたいと考えていました。
■ 教育留学前に期待していた点、不安だった点はありますか?
今:2016年の訪問時は古い校舎だったので、新校舎になって子供たちの活動がどう変化しているか、どう学んでいるかを見てみたいと期待していました。東京都市圏に住んでいても、五城目小学校の取り組みは際立っている要素があるなぁと感じています。
不安な点は、お兄ちゃんは内気なところがあるので緊張しやすい、学校に馴染めるかなぁと心配していました。
■ 実際に来てから感じた、学校の様子、町の雰囲気など教えてください。
今:教育留学が始まる4日前から町に滞在して、子供たちを環境に慣らしていきました。
町の中で声がけされることが多くて、居心地の良さを感じます。2016年時には見えてこなかった町中心部の様子、移住者の様子、明るさ・楽しさを感じられたし、再会できました。
都心にいる方が、人と会えている気がするんですが、実際には密度が薄く、町の方が接点を作ろうとしてくれる密度が濃いと感じます。
学校の雰囲気も子供の自由度が増していて、一人一人に焦点を当てた小学校の運営になっていそうでした。少人数の良さを生かしたきめ細かさを感じるし、現在の1200人規模の小学校から来ると違いがあり過ぎます。
隼:五城目小学校は、みんな優しく平和な感じがします。中学受験のストレスが無いのも大きいのかもしれない。
■ 滞在してみて、子供、自身、家族の変化などありますか?
今:仙台の実家では全く暮らしていないので、秋田に来るとホームに帰ってきた感があります。多感な時期を過ごしてきたからというのもありますが、やっぱり秋田がホームだなと感じます。子供も小学校を楽しんでくれているし、先生も良いし、友達も寄り添ってくれます。次男も落ち着いて過ごせている気がします。
隼:教育留学を体験して、五城目小学校にもっと通いたくなりました。
■ 町の教育留学に望むもの、もっとこうだったら…という点はありますか?
隼:もっと長くてもいい2〜3ヶ月でもいいくらい。
今:秋田の涼しさを活かして、夏場の暑さを避けるための留学期間があっても良いと思います。冬季の教育留学よりも荷物が少なくてすむメリットもあるので。町に来てからは、地域の方、学校、役場の方に本当に良くしていただいているので大変助かっています。4歳の弟がいるので、こども園の一時預かりを利用できて助かりました。