■ 教育留学を決めたきっかけは何ですか?
也:秋田県教育庁生涯学習課のホームページを見て面白そうだなと思ったのがきっかけです。
私自身、生まれも育ちも神奈川県の工業地帯で有名な川崎市に住んでいるので、自然豊かな環境に滞在すること、いわゆる田舎というものを体験したかった、少しリフレッシュしたかったという気持ちもあります。今回、秋田県に初めて来ました。
教育留学は住民票を移さなくていいので、山村留学よりは敷居が低くて良いと思います。
■ 教育留学前に期待していた点、不安だった点はありますか?
也:寒さがとにかく不安でした。秋田に来る前にスノーブーツを購入したのは正解でしたが、12月でもダウンを着ない気候に慣れていたため、結局持ち物が不足して追加購入することに…。秋田で通用する服装の情報などいただけるとありがたいです。
秋田県や五城目町のイメージ的に、森山頂上からの景色、ねこばり岩などの自然・景色は期待していました。
通学路はGoogleストリートビューでシミュレーションしていたため不安はなかったのですが、子供自身の環境、特に友達ができるかといった点は不安でした。
■ 実際に来てから感じた、学校の様子、町の雰囲気など教えてください。
也:五城目町は開かれた町というイメージを持っていましたし、実際に五城目小学校も温かく迎えてくれています。
娘がハンカチを落としたのを誰かが拾って(しかも洗って!)昇降口に届けてくれてたのは感動しました。他にも、餃子屋さんが自転車を貸してくれたり、食べ物(五目餃子・彦兵衛の甘酒・ランチ)も美味しくて感動しています。
わーくるで「みんなの学校」にも参加しましたが、外の人も受け入れている雰囲気が良くて、田舎の排他的なイメージが覆されました。とにかく迎え入れてくれたのがとても嬉しかったですね。駄菓子屋さんに子供たちが走っていく風景もすごく良いです。
■ 滞在してみて、子供、自身、家族の変化などありますか?
也:すごくリフレッシュできましたし、戻ったらまた仕事が頑張れそうです。
娘にいたっては元々勉強好きですが、まわりの影響もあってもっと勉強が好きになったと話しています。
あ:友達が優しくて、転校生気分も味わえて楽しい。
■ 町の教育留学に望むもの、もっとこうだったら…という点はありますか?
あ:もっと長くてもいい。4ヶ月でもいい。
也:もっと期間が長くても良かったです。理想的には1ヶ月くらいでも。放課後の課外体験でもいろいろなことを教えて貰えたり、手厚くサポートしてもらっている感覚があります。もの凄く良くしていただいています。